「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、9月29日に東京・南青山にオープンするポップアップストアを公開した。2018年クルーズ・コレクション(プレ・スプリング・コレクション)を取り揃え、日本限定アイテムを先行販売する世界唯一のポップアップストアだ。店内は、ウィメンズのアーティスティック・ディレクターを務めるニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)がこのシーズンに敬意を表したデザイナー、山本寛斎デザインのダルマに溢れ、その目力みなぎる視線が常に来店客を見つめるユーモア満載のショップだ。
1階には、色とりどりのダルマとタイコを設置。タイコを叩くと、「ルイ・ヴィトン」のロゴマークをあしらったダルマがクルクル回転するユニークな仕掛けだ。その反対には、巨大なダルマのインスタレーションを設け、フォトジェニックな空間に仕上げた。奥に進むと、18年クルーズ・コレクションで実際に用いたファブリックが並ぶ。
2階には、クルーズ・コレクションが並ぶ。侍や武道、葛飾北斎、黒澤映画などの哀愁を想起させるウエアのほか、歌舞伎のお面、寛斎によるダルマを随所にあしらった“モノグラム”のアクセサリーなどは、自然と笑みがこぼれるほど見ていて楽しい。2万円代のバンダナやチャームから、100万円を超える総スパンコールのドレスまで、幅広いラインナップだ。
「ルイ・ヴィトン」の18年クルーズ・コレクションは、滋賀県のミホ・ミュージアムを舞台にランウエイショーを開催。日本の各地で見られる、都会と自然、伝統とモダニティの進化などにインスピレーションを得ている。