9月24日ミラノ・ファッション・ウイーク閉幕の夜、ファッション業界におけるサステイナビリティーと“メード・イン・イタリー”の取り組みをたたえる「グリーンカーペット・ファッション・アワード イタリア(GCFAイタリア)」の授賞式が開催され、ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)、ミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)、ピエールパオロ・ピッチョーリ(Pier Paolo Piccioli)らデザイナーにCNMI リコグニション・オブ・サステイナビリティー賞が贈られた。また、グッチ(GUCCI)は持続可能な社会に貢献する事業を積極的に創出しているとして高く評価され、GCFA サプライチェーン・ イノベーション賞をダブル受賞した。
授賞式はミラノのスカラ座でジュゼッペ・サラ=ミラノ市長の出席のもとに開催され、リヴィア・ファース=エコエイジの創設者は、「ローマは一日にして成らず、ミラノも一日にして成らず」とサステイナビリティ―の継続的な取り組みをアピールした。一方、カルロ・カバサ=イタリアファッション協会会長は「これは新しい時代の始まりだ。私たちは美しい未来を一緒に作っていく。サステイナブルな改革をこれからも進めていく」とコメントした。
授賞式に出席したマルコ・ビッザーリ=グッチ社長兼CEOは、「グッチが今宵、このような素晴らしい賞を受賞できたことは大変光栄だ。『メード・イン・イタリー』は、当社にとって重要なサプライチェーンであり、永続的で意義深い方法でその価値を守り続けるべきもの。そしてこの製造システムによってこそ、われわれのコミュニティー全体および全世代が持続可能であり続けることができると信じている。グッチはまた、クリエイティビティー、研究・開発をサポートするために、いくつかのプログラムを推進しており、中でも製造技術と素材のイノベーションには継続的に取り組んでいる。GCFA賞はファッションにおける信頼の証であり、この栄誉が授けられたことはこの上ない喜びだ」とコメントした。
「GCFAイタリア」は、イタリアファッション協会(CAMERA NAZIONALE DELLA MODA ITALIANA)とエコエイジ(ECO-AGE)とのパートナー シップ、イタリアの経済開発省(MISE)およびイタリア貿易振興会(ITA)の支援、ミラノ市の後援を受けて開催されるもので、インスピレーションに富み、信頼できる方法でサステイナビリティーの主要な基準を満たし、イタリアのファッション業界を牽引するメーカー、デザイナーおよびブランドの活動を支援している。