東京・原宿にある「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」の旗艦店アディダス オリジナルス フラッグシップ ストア トウキョウが9月29日、リニューアルオープンする。ブランドコンセプトである“周辺の街並みや文化に根付き、コンシューマーと共にストリートカルチャーを発信する場を創造する”の世界観を体現する店舗として、2015年に世界6店舗目としてオープンした同店舗。内装は、関祐介率いるYUSUKE SEKI studioが手掛け、生きた苔が生い茂った階段やアスファルト製の椅子など、“外にあるはずのもの”で作られたインテリアを設置することで東京のストリートを再現。また、通りに面したウインドーでは、ポスターの上にポスターを貼るストリートカルチャーを真似た“擬似ポスター”を展示している。
オープンに先駆け開かれた内覧会で関祐介は、「ここはスニーカーの取り扱いが国内最多ということで、スニーカーと相性の良いものを置こうと考えた時に、常に接地する地面(=アスファルト)が浮かんだ。店内に置いてあるアスファルト製の椅子は、本物の道路と同じ材料と工程で製作し、リアルを追求した。1週間限定で置いてある1階の木枠は、椅子を製作する時に実際に使ったものなのでぜひ見て欲しい」と製作に対する思いを語った。
また、地下1階の「ソーシャルラウンジ」では、ヴァイス・メディア・ジャパンが発行するカルチャーマガジン「i-Dジャパン(i-D JAPAN)」と協業し、さまざまなアーティストの作品を展示していく予定だ。29日からは、若手女性フォトグラファーの茂木モニカがキュレーションした写真を2週間限定で展示する。