コーセーは9月29日から3日間、一般ユーザー向けの情報発信イベント「コーセー ビューティ フェスタ 2017」を開催している。5回目となる今年は福岡県福岡市のソラリアプラザで開催。約3年をかけて10大都市をめぐる予定で、次回は来年2月に広島県広島市の紙屋町シャレオで行われることも発表された。
同イベントはコーセーの主要コスメやスキンケアブランドを、百貨店やドラッグストアなどの販路の枠を超え集結させたもので、「アットコスメ(@COSME)」を運営するアイスタイルがプロデュース。2013〜15年は東京・表参道で開催していたが16年は大阪・梅田でも実施し、福岡では初の開催となる。今年は地域密着をテーマに、従来の入場予約制システムを廃止、誰でも自由に入場することができる。熊田篤男・常務取締役は、「回を重ねるごとに各地域からの引き合いも多くなっている。そこで、地域のお客さまにもっと近づこうという思いから、福岡をスタートに1年に3都市ずつ、全国10大都市で『ビューティ フェスタ』を開催していく。福岡での動員数は3000~3500人を目指す」と語った。また、「地域密着ということで近隣店舗に協力してもらい、送客システム作りをしていることが今回の目玉」と述べるように、会場内にあるQRコードをスマートフォンで読み込むと、福岡県内約250店舗から各ブランドの取り扱い情報が表示されるシステムを導入。来場者を近くの取り扱い店舗に誘導でき、各店舗ではサンプルプレゼントや特典が受けられる連携を強化した。
福岡会場では、「カルテ クリニティ(CARTE CLINITY)」が初登場した他、「コスメデコルテ(COSME DECORTE)」「ジルスチュアート ビューティ(JILLSTUART BEAUTY)」「アディクション(ADDICTION)」「インフィニティ(INFINITY)」「エスプリーク(ESPRIQUE)」など14ブランドのブースが並んだ。また、シミやシワの予備軍を肌診断できる“スキンチェックカウンター”を設置するなど体験型コンテンツも用意している。会場には15時の開場前から大勢のお客が駆け付け、ソラリアプラザの外にまで長蛇の列が続く賑わいを見せた。