「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は10月2日から28日までの約1カ月、パリのセレクトショップ、コレット(COLETTE)の2階をジャックしたポップアップストアを開催する。ブランドカラーであるグレーを基調とした空間を作り、メンズ・ウィメンズの他、初となるデニムアイテム、犬用の服、スケートボード、ランチボックス、「ジッポー(ZIPPO)」とのコラボライターなど、200点以上の限定アイテムをそろえる。これらのアイテムは、コレットおよび公式オンラインストアの他、5日から「ファーフェッチ(FARFETCH)」でのみ購入することが可能だ。
また、初日にはシンプルかつ芸術的なタトゥーで評判のタトゥー・アーティスト、レオ・ガバッジオ(Leo Gavaggio)が「トム ブラウン」とのコラボデザインを来場者に提案、18日には毎秋パリで開催される現代アートフェア「コンテンポラリーアートフェア(Foire internationale d’art contemporain)」に合わせ、イタリア人芸術家のマウリツィオ・カテラン(Maurizio Cattelan)とコラボしたスカーフを販売する。
コレットのバイヤー兼クリエイティブ・ディレクターのサラ・アンデルマン(Sarah Andelman)は、「10年前にマンハッタンでトムと初めて出会い、その時に見たシャツコレクションのことを今でも覚えている」とコメント。デザイナーのトム・ブラウンも、「サラには、まだブランドを始めたばかりの未熟な頃からクリエイティブな面でも、ビジネスな面でも支えてもらっていた。閉店してしまうことは寂しいが、コレットの歴史に名を刻めることは光栄だ」と思いを語った。
同ポップアップは、コレットの20周年を記念し、閉店する12月までの間に1カ月ごとにワンフロアでワンブランドをフィーチャーするコラボ企画の一環。これまで「バレンシアガ(BALENCIAGA)」(6月19日〜8月5日)を始め、PR会社ルシアン・パジェスによるブランドセレクション企画「ル・バカンス・デ・ル シアン(Les Vacances de Lucien)」(8月7日〜9月2日)、「サカイ」(9月4~30日)が開いており、「トム ブラウン」の後は「シャネル(CHANEL)」(10月30日〜11月25日)が営業し、最後は「サンローラン(SAINT LAURENT)」(11月27〜12月20日)で締めくくる予定だ。