アダストリア(ADASTRIA)の「ニコアンド(NIKO AND...)」とニューバランス ジャパンは、プレミアムフライデーの9月29日、初となる共同のウェルネスイベントを実施した。原宿にある「ニコアンド」の旗艦店、「ニコアンド トーキョー」を起点に5kmをウオーク&ランするもので、両社のスタッフ計250人が参加した。社員向けのイベントながら、この日のために製作されたコラボTシャツと「ニューバランス(NEW BALANCE)」のキャップ、リストバンドでそろえた一団が夜の原宿を走る様子は、買い物客や観光客の視線を集めた。
両社は今シーズン、商材においても初のコラボレーションを実現しており、スニーカー“プロ コート”(7800円)、パーカ(6900円)、スエット製のワンピース(6300円)の3アイテムを発売している。特に「ニコアンド」の大型店舗20店では什器も別注し、コーナー展開している。
「『ニコアンド』は10周年を迎えるが、『ニューバランス』は当初よりセレクトしているブランドの一つ」と星野明アダストリア・ニコアンド営業部長。北村嘉輝アダストリア執行役員兼営業第2本部長は、「今回は社員向けのイベントだが、店頭でも“モノだけでなくコト”も発信していきたい。結果として、プロダクトにも手を伸ばしてくれるはず」と話す。
熊切昌弘ニューバランス ジャパン取締役は「体を動かすことで部署の垣根、さらに今回は社の垣根を越えてコミュニケーションを取ることができる」とコメント。久保田伸一ニューバランス・グローバルライフスタイル・バイスプレジデントも「今回のイベントをきっかけに、両社でより立体的な取り組みをしていければと思う」と語った。
メディア対応を終えた4人はスタッフ同様、そろいのコラボTシャツに身を包み、原宿の街に駆け出していった。