ジョンマスターオーガニックグループはこのほど、米国発「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS以下、JMO)」のヘアケアおよびスキンケア38品のラベルに、一部成分表示の不備があったため自主回収すると発表した。該当商品は全商品ラインアップの約20%に相当する。対象は2016年9月8日~17年9月21日に販売されたもので、121万本が対象。
「JMO」は07年、化粧品の製造・卸・販売を手掛けるスタイラが販売総代理店として展開。スタイラインターナショナルは13年、米国JMO社の株式の過半数取得し、ビジネスを主導した。その後、16年には英国投資会社ペルミラの子会社がスタイラの過半数株式を取得し、10月からJMOグループとして運営していた。「新たな体制で新商品開発や既存品のリニューアルを進める中で、完成品とラベルの表記に差異が生じていたことが分かった」(広報担当者)ことから、今回の自主回収に至った。米国では現在原因を調査中だが、全成分や製造工程の確認プロセスを導入し、品質管理を徹底している。
日本では直営店や百貨店、ヘアサロンなどから該当商品を回収し、正規のラベルに貼り替えて販売を再開している。「オーガニック認証であるUSDAの承認を得ている商品に関しては、基準を満たしていることを確認済」と同社。一部のヘアケア商品には微量のシリコーンが配合されていたが、9月7日に発売した初のヘアマスクトリートメント「R&Aヘアマスク」は、「天然由来成分で作られている」と語る。また、今後は「来春をめどにシリコーンなど化学成分を含まず、天然由来成分を配合したコンディショナーの発売を予定している」。
■問い合わせ先「ジョンマスターオーガニックグループ製品自主回収窓口」
フリーダイヤル:0120-744-030
受付時間:10:00~18:00(土・日・祝日を除く)
訂正:
上記記事の公開後、ジョンマスターオーガニックグループから、「再計算の結果、該当商品は、全商品ラインアップの20%だった」との連絡があり、修正しました。