アマゾン ファッションは2018年春、東京・品川シーサイドにファッション撮影のスタジオを開設する。ニューヨーク・ブルックリン、ロンドン、インド・デリーに次ぐ4番目のスタジオで、総面積は世界最大の7500平方メートル。11のスチール撮影エリアや5つの動画撮影エリア、2つのエディトリアルスタジオの他、ヘアメイクエリアやライブラリーなども備える。年間100万点を超えるアマゾン ファッションの商品画像や動画の撮影、編集プロジェクトの制作などで使用する予定だ。またスタジオでファッションショーの開催や、今年立ち上げたプロジェクト、“アット トウキョウ”の一環としてデザイナーや学生にイベントスペースとして提供する計画など、日本のファッション業界を支援する取り組みを強化するという。
アマゾンジャパンのジャスパー・チャン(Jasper Cheung)社長は「新しいファッションスタジオが加わることをうれしく思う。18年の夏までに、会社全体で4000以上のポジションを東京を拠点に置くことを目指している。今後数年のうちに、東京および日本全国で数千規模の雇用を創出する計画だ」とコメント。
ジェームズ・ピータース(James Peters)=バイスプレジデント兼ファッション事業部門 統括事業本部長は「ブルックリンやロンドンのスタジオは約4300〜4400平方メートルなので、東京は他に比べてはるかに大きい規模になる。この投資で、われわれがいかにファッション業界を真剣にサポートしたいかを理解してもらえると思う。東京のファッションに携わるモデル、タレント、カメラマン、スタイリスト、メイクアップアーティストなどを採用していく予定だ。スタジオはアマゾン ファッションだけではなく、ファッション業界の方々やメディア、学生の皆さんにも使ってもらいたい」と話した。