「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」は10月3日、同ブランドのスマートウオッチ“コネクテッド モジュラー45(CONNECTED MODULAR 45)”専用のコンシェルジュサービス、“パーソナル・アトリエ(PERSONAL ATELIER)”を発表した。“コネクテッド モジュラー45”を公式ウェブサイトで購入し、同サービスを選択した場合、提携先のエンジョイ(ENJOY)社が無料で納品からセットアップ、個人設定まで対応してくれるサービスだ。
「タグ・ホイヤー」から指導を受け、同ウオッチに関する知識はもちろんのこと、ブランドや他の商品の知識も身に着けたエンジョイの社員が、納品およびセットアップ時にウオッチストラップなど、関連アクセサリーの販売も行う。
エンジョイはロン・ジョンソン(Ron Johnson)が米カリフォルニア州メンローパークに設立したスタートアップ企業だ。電子機器の配送とコンシェルジュサービスを提供することで、提携企業のサービスを向上させることを主な業務内容としている。クライアントにはダイソン(DYSON)や米最大手の電話会社AT&Tなどが名を連ねる。
同サービスの対象地域は現時点ではニューヨークのみだが、対象地域を拡大する計画はあるという。また、同社のキリアン・ミュラー(Kilian Muller)=タグ・ホイヤー北アメリカ 社長兼最高経営責任者は、「同サービスは現時点では“コネクテッド モジュラー45”だけが対象だが、他のカテゴリーにも範囲を広げることは十分にあり得る。また、最終的には全商品を対象とすることになるかもしれない」と対象商品の拡充についても可能性を示唆した。