AOKIはウィメンズ事業強化の一環として、働く女性のニーズに応える“はたラク服”シリーズをAOKI全店舗と公式オンラインストアで10月から販売する。20代後半~30代をメーンターゲットに全22型のスーツとインナー(ブラウス、カットソー)を展開。イメージキャラクターにはモデルの蛯原友里と女優の大政絢を起用する。
4日に開催されたレディース事業戦略発表会には、蛯原と大政が“はたラク服”シリーズを着用して登壇した。同シリーズの着心地について蛯原は「ストレッチが利いて腕の曲げ伸ばしがしやすくて(CMの)撮影も気持ちよくできました」とコメント。大政は「シルエットがスマート。カジュアルな雰囲気もあり、着回しが利く服だなと思いました」と話した。また、「働く女性たちが仕事を快適に頑張るために大切にしてほしいことは?」という質問には、蛯原が「余裕」と回答。「職場の雰囲気などもあると思うけれど、時間や心に余裕があると挑戦する気持ちが芽生えて前向きになると思う」と話すと、大政も「その前向きさが自分の自信にもなる」と同調した。一方、大政は「メリハリ」と回答。「仕事を頑張るとプライベートが充実するし、プライベートが楽しいと仕事が充実する。手を抜くのではなくて、どっちも頑張ること、切り替える場所を作ることが重要だと思う」と話した。
“はたラク服”シリーズの中心価格帯はスーツが2万8000円、インナーが6900円。特に防シワやウオッシャブル、ストレッチなどの機能性を強化している。デザインや色、柄などはデザイナーの小川彰子「アキコオガワ」デザイナーが監修した。青木彰宏AOKI社長は、シリーズ立ち上げの背景について「直近の実績では、ブラックフォーマルやフレッシャーズ向けを含むウィメンズ事業の中で、働く女性カテゴリーの売上高が2014年度比で20%増ともっとも伸びている」と説明。16年秋に拡充したAOKI銀座本店のウィメンズ売り場の売り上げも好調だといい、「今後のAOKIの成長を加速させるために非常に重要。商品、営業、販促の三つのポイントから売り上げ拡大を図っていきたい」と話した。