マッシュビューティーラボは2018年春、オリジナルのナチュラルコスメブランド「トーン(TO/ONE)」を立ち上げる。ターゲット層は20~30代女性。スキンケアからベースメイク、カラーコスメまでのフルラインがそろう。全ラインのディレクションには、「ヴォーグ(VOGUE)」など海外を拠点に長年活動してきたメイクアップアーティストのRYUJIを起用した。
ブランド名は、肌トーンを美しく見せることにこだわった“tone”からの造語と、一人一人の肌に合ったカラーを提案するという“to one”の意味を持つ。イノセントな雰囲気がありつつも、どこかセンシュアルな魅力を持った女性像を掲げ、花をキーワードに、香りや癒やしなどの成分効果を発揮し、体の内面から輝くブランド作りを目指す。主成分の1つになるのは、サボテンオイル。モロッコの砂漠の乾燥地帯に生息するサボテンのタネから取れる希少なオイルで、アルガンオイルよりも高い保湿力があるといわれている。このオイルを使い、保水・保湿に重点を置いたみずみずしさと骨格が引き立つ立体感のある素肌を作るベースメイク、「トーン」の目玉とする塗るだけで健康的で華やかな印象に導くカラーメイクを展開する。主な価格は、パウダリーファンデーションが4200円、アイシャドウ(単色)が2000円、チークが3000円、リップが2800円など。デビュー時は約150SKUを目指す。
「コスメキッチン(COSME KITCHEN)」で販売開始し、将来的には、百貨店やファッションビルを中心に、「セルヴォーク(CELVOKE)」のように単独出店も視野に入れる。また海外では、中国を始め、バンコクやシンガポール、香港、マレーシアなどの地域を含むアジアや北米での世界展開を考える。