「トムス(TOMS)」はジョン・ウィトレッジ(John Whitledge)をクリエイティブ・ディレクターに起用した。
「トムス」は2006年にブレイク・マイコスキー(Blake Mycoskie)が立ち上げたシューズブランドで、現在ではアパレルやアイウエアなども取り扱う。また、同ブランドは、アイテムが一つ売れるごとに自社製品の寄付や、安全な水の供給事業をサポートしている。
一方で、ウィトレッジ新クリエイティブ・ディレクターはカリフォルニア発の「トロヴァータ(TROVATA)」の共同創業者で、05年には「CFDA / ヴォーグ ファッション・ファンド(以下、ファッション・ファンド)」で優勝した実績を持つ。また、11年には「トムス」初のアイウエアコレクションのデザインも手掛けており、今後は自身のブランドと兼任する。
今回の起用は、メンズラインやシューズのデザイン向上を目的としており、デビューは18年春の予定だ。「われわれの最終目標はデザイン性や品質の向上と、寄付の取り組みを推進することだ。ブランドに活気が出れば、可能性は無限に広がる。新コレクション披露に向けて、チームの心が躍るようなものになるようなアプローチを模索している。具体的には新しい素材の採用だったり、シグネチャーアイテムの開発などだ」とウィトレッジ新クリエイティブ・ディレクターは語った。
「トムス」創業者のマイコスキーは「ジョンと出会ったのは彼が『ファッション・ファンド』で優勝した時だ。その頃からの親友で、お互いをサポートしてきた。『トムス』のクリエーションを全てジョンが監督するということを大変うれしく思う。彼はフレッシュなエネルギーと新しい視点を持ち込んでくれるから、チームにとっても私自身にとっても大変刺激になる」と話した。