カジュアルカフェから業界の食通も集まるレストランまで、数多くの店が並ぶ恵比寿にこの秋、新レストランが続々オープンした。高層タワーから夜景を眺めるシドニー発のモダン・タイ・レストラン「ロングレイン（Longrain）」や数々のレストランを運営するエッジ（EDGE）が同時出店したチーズイタリアン「チーズタバーン・カシーナ（Cheese Tavern CASCINA）」とフムス料理などの「グローブカフェ（Grove Cafe）」だけでなく、本格イタリアン「ブラチェリア デリツィオーゾ イタリア（BRACERIA DELIZIOSO ITALIA）」のリニューアルオープンも押さえておきたい。新しい恵比寿グルメを楽しむ4店舗のこだわりを紹介する。
夜景レストランの新名所は独創的なモダン・タイ
都内を一望できる絶景が楽しめる
シドニー本店と同じコンセプトで作られた内装はモダンで独特な空間
大テーブルもあるので、大人数でもOK
ビジネスランチにも最適な場所に
“ミャンカム”（1ピース400円）PHOTO BY TERUAKI KAWAKAMI
シーフード揚春巻（1ピース800円） PHOTOS BY TERUAKI KAWAKAMI
看板メニューの“エッグネット” PHOTO BY TERUAKI KAWAKAMI
“クライングタイガー”牛ハラミのグリル ホット＆サワーソース PHOTO BY TERUAKI KAWAKAMI
“エビのグリーンカレー（3200円、ハーフ1920円）” PHOTO BY TERUAKI KAWAKAMI
“ポークホック スパイシーキャラメリゼ チリビネガー”（2800円、ハーフ1680円） PHOTO BY TERUAKI KAWAKAMI
“ココナッツ＆ラズベリー リップルアイスクリーム PHOTO BY TERUAKI KAWAKAMI
ノンアルコールカクテル PHOTO BY TERUAKI KAWAKAMI
オーストラリア発モダン・タイ・レストラン「ロングレイン」の日本1号店が恵比寿ガーデンプレイスタワー39階にオープンした。タイ料理特有の辛さと甘み、酸味、塩気にアロマのような香り高いスパイスを効かせた新感覚のタイ料理を提案する。独創的なメニューは、色鮮やかな食材でデザインされているのもポイント。こだわりの器とモダンな異空間と共に、楽しみたい。メニューは、オーストラリアの店舗と同じレシピのメニューが数多くそろう。看板メニューは、チャプルーというタイの野菜で海老などを巻いて食べる“ミャンカム”（1ピース400円）と、蜘蛛の巣ような卵で包んだドーム型のビーンスプラウトサラダ“エッグネット”（2300円、ハーフ1380円）。どちらもここでしか味わえない逸品。食べる前の写真撮影もお忘れなく。11月中旬からは、鍋メニューなどが登場する予定だ。仕事帰りでもカジュアルに楽しめるダイニングだが、夜は、ドレスアップして夜景を見ながら特別な人と過ごすのもオススメ。
■ロングレイン
READ MORE 1 / 3 「ブラチェリア デリツィオーゾ イタリア」
知る人ぞ知るイタリアンの名店がリニューアル
カウンターはベンチシートでゆったり
山小屋の暖かさを内装デザインに加えた
木材を使ったアットホームな空間
契約漁港からの新鮮な魚介は自慢の一つ
“本日の魚介類の5種盛り合わせ”
クレソン、ルッコラ、マッシュルームのサラダ
季節野菜とイタリア産チーズの前菜.jpg
リコッタチーズと旬の果物、ハーブのサラダ
カラスミと大アサリのアーリオオーリオ（1800円）
猪の赤ワイン煮込みソース（1800円）
フレンツェ風牛Tボーンステーキ“ビステッカ”
黒豚の熾火焼き（2600円）
仔羊の熾火焼き（2800円）
田村牛の熾火焼き（3200円）
ティラミス
2000年にオープンした「デリツィオーゾ イタリア（DELIZIOSO ITALIA）」が、「ブラチェリア デリツィオーゾ イタリア（BRACERIA DELIZIOSO ITALIA）」としてリニューアルした。恵比寿に初めてピザの薪釜を導入した同店は、隠れ家イタリアンとして、足繁く通うファンを増やしてきた。今回、再度イタリア料理の原点に戻ろうと全面改装。山小屋をイメージした店内は、大都会にいると思えない心地いいアットホームな雰囲気。メニューは、パスタを中心としたイタリア地方の郷土料理を提供。また、国内メーカーと共同開発した熾火（おきび）専用のグリルを使い、鳥取県産雌牛の田村牛や宮崎県産の黒豚、3カ所の契約漁港で仕入れた魚をじっくり調理する。薪や炭だけでなく、葡萄や桜の木、藁などあらゆる木材で焼き上げることで、食材に風味を与えるという。旬のフルーツとハーブを使ったドリンクやこだわりのデザートも多いので、食通の友達同士でゆったりするのにもぴったりだ。
■ブラチェリア デリツィオーゾ イタリア
READ MORE 2 / 3 「チーズタバーン カシーナ」
チーズファンをさらに虜にするチーズ専門レストラン
“ラクレット ボイルドベジタブルプレート”（1500円）
“ウニとイクラのクリーミーリゾット”（2900円）
“ダブル和牛の粗挽きハンバーグ”（150g 2000円）、“プラスラクレット”（900円）
“フェタとローストビーツ、ザクロのサラダ”（900円）
“フロマージュブランとアボカドのコンフィー パクチー風味”（1000円）
“アラビアータ ブルサンアイユとフルーツトマト”（800円）
チーズを食べ尽くしたというチーズファンにもオススメしたいのが、チーズ専門レストラン「チーズタバーン カシーナ」。賞味期限が1日という超プレミアムなフレッシュチーズ、ストラッチャテッラを含む国内外から集めた種類豊富なフレッシュチーズが、パスタやピザはもちろん、サラダやマッシュポテト、バーニャカウダ、ハンバーグ、デザートなどに使われたチーズの旨味を生かしたメニューがラインアップする。さらに、白衣を着たスタッフが席でパフォーマンスしてくれるサーブも必見。目の前でフランベしてくれるチーズのカルボナーラや全ての料理にトッピングしてくれるとろとろのラクレットは、熱々が食べられるのもうれしい。チーズ料理をさらに味わえるワインも充実。チーズ好きもワイン好きも楽しめるメニューは、何度も訪れたくなるはず。ランチにはコースもあるので、カジュアルに試してみるのも良さそうだ。
■チーズタバーン カシーナ
READ MORE 3 / 3 「グローブカフェ」
モーニングからレイトディナーまで 話題のフムス料理も
“ヒヨコ豆と豆乳のクラシックフムス”（780円）
“ビーツのフムス”（1200円）
“仔羊のポートワイン煮込みとフムス”（1200円９
“鯖のスモークとパクチーのジェノヴェーゼスパゲッティー からすみとともに”（1500円）
“塩麹でマリネしたタスマニアサーモングリル”（2300円）
三軒茶屋の「オブスキュラコーヒー」を使用したコーヒー
スムージー
「チーズタバーン カシーナ」と同じ建物の2階にオープンしたのが、「グローブカフェ」。仕事前の朝のコーヒー一杯から昼のビジネスランチやサンドイッチのテイクアウト、夜のカジュアルディナーまで、忙しい一日の中のどのシーンにでもカジュアルに楽しめる、恵比寿に通う人にはうれしいカフェ＆ダイニングだ。料理は、代官山にあるイタリアン「シドロス（CEDROS）」の白子類シェフ監修で、東京付近の提携農園から取り寄せた野菜を使った体も喜ぶメニューを用意。中でも、今話題のヒヨコ豆を使ったフムス料理も、アレンジを加えた5種類がそろう。ドリンクは、三軒茶屋で焙煎しているコーヒーロースター「オブスキュラ コーヒー ロースターズ（OBSCURA COFFEE ROASTERS）」やフレッシュ野菜のスムージー、ビオワインなど、気分に合わせて楽しみたいメニュー。
■グローブカフェ
