「第55回全国ファッションデザインコンテスト」(主催:杉野学園、ドレスメーカー服飾教育振興会)が10月14日、目黒のスギノホールで行われた。全国からの1695点の応募作品から選ばれた40点がショー形式で発表された。最高賞である文部科学大臣賞は、金江珉(きむかんみん、ドレスメーカー学院学生)さんが受賞し、賞状とトロフィーの他、賞金100万円を獲得した。
韓国出身の金さんは、ソウルのブランド「ナインティナインパーセントイズ(99%IS-)」で長期インターンの経験があり、それが自分の服作りに役立ったという。「テキスタイルの立体的な見せ方を工夫した。アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)とガレス ピュー(Gareth Pugh)が好きで、両者の接点をデザインに落とし込んだ。日本で経験を積み、将来はヨーロッパで活躍したい」と話した。