パルコはITシステム大手の日本ユニシスと08ワークスの2社と共同で、商業施設の業務に特化したロボット「シリウスボット(Siriusbot)」を開発した。10月18〜25日まで、池袋パルコで初お披露目する。店頭ではお客からの質問を聞いて、日本語と英語のバイリンガルで対応。探しているショップや施設情報を音声と画面で案内したり、一緒に移動して目的地まで案内したりできるという。閉店後は、商品に取り付けてある電子タグにより商品を識別し、棚卸しなど販売業務のサポートも行える。
「シリウスボット」はパルコなど3社が、2016年に東京都立産業技術研究センターの開発した試作ロボ「リブラ(LIBRA)」をベースに、商業施設や小売店などの業務に特化した機能を持っている。上部にはタッチパネル式のディスプレーを搭載しており、横幅が55cm、縦幅が約1mと小ぶりで、小さな子どもから大人まで、多くの人が訪れる商業施設でも安全面に配慮して、障害物センサーを搭載し自動で停止する。年初に発表した「リブラ」に比べ、すっきりとしたシルエットに変わった。
池袋パルコ店5階には10月18〜25日の午後3〜7時、11月4日開業の上野フロンティアタワー内の「パルコヤ(PARCO_ya)」には内覧会を含む10月31日〜11月12日に登場する予定。