「ウカ(UKA)」が新店舗と新業態店舗を相次いで出店する。11月1日は恵比寿三越1階に新店舗「ウカ 恵比寿三越店」(仮称)をオープン。11月11日には、10月23日でサロン営業を終了する「ウカ」表参道店をオリジナルプロダクトに特化した初の新業態店舗として刷新する。
「ウカ 恵比寿三越店」(仮称)は、ヘアやネイル、ヘッドスパ、エステメニューとトータルビューティを楽しめる店舗となる。同社は現在、東京ミッドタウン、広尾、丸の内でトータルビューティサロンを展開する。「約8年前より力を入れている社内教育部門ウカデミーの成果が表れ始めて順調にスタイリストが育ち、その成長著しいスタイリストの活躍の場を探していた」(渡邉弘幸ウカCEO)ことから出店する。
店舗面積は約185平方メートルで、シェービングのできるスタッフもそろえ、「ウカ」のDNAであるメンズビューティを進化させ、男性にもトータルビューティを楽しんでもらえるメニューを用意する予定。「テーマはユニセックスネオで、創始者の向原一義が提案してきた“ユニセックス型ヘアサロン”をさらに進めて、新時代の“ユニセックス型トータルビューティサロン”として提案していく」。また、百貨店の1階という立地も活かし、コスメストアの店構えにすることで製品の販売も充実させ、サロン発のコスメをサロンで技術と共に試せる環境を用意していく。
一方、「ウカ」表参道店は、初のオリジナル製品の販売に特化した店舗に生まれ変わる。同社は、ギンザ シックス店でオリジナル製品を販売する場としてサロンの入り口をストア形式としたが、「これまでになかった“サロンに買い物にくる”という新しい仕組みを生み出すことができた」ことから、出店を決めた。「今後も自社プロダクト開発を進めていく予定で、拡大するSKUをサロンの店頭やショップだけでなく、お客さまにゆっくりと楽しんでいただく場としてコージー(居心地がよい)なオリジナルストアの構想があった。店舗(売り場面積約62平方メートル)は、表参道のメーンストリートから1本入った路地にあって、喧騒から離れたまさに理想的な立地。肌、毛髪、爪、成分のアドバイスの他、プロダクトの組み合わせ方や裏ワザなどの情報も提供し、ビューティIQが楽しく高められるような店舗作りを目指す」という。今後はサロン発のビューティメソッドを備えたオリジナルプロダクトとして、全国に展開する予定だ。