ベイクルーズグループ(BAYCREW’S GROUP)のルドーム(LE DOME)は、大人の女性に向けた新セレクトショップ、ヴェルメイユ パー イエナ(VERMEIL PAR IENA、以下ヴェルメイユ)をスタートさせた。ファッションを謳歌してきた40歳以上の審美眼のある女性に向け、女性らしいデザインのオリジナルとセレクトの両アイテムをそろえる。
ヴェルメイユのターゲット層は40歳以上。既存イエナの中心顧客層35歳前後で、40歳を境に洋服選びも迷いが出てくることから新たなブランドの開発となった。さらに海老沼愛ヴェルメイユ・コンセプター兼執行役員は、「ターゲットとする大人の女性に向けたブランドが少なく、女性の社会進出や所得の2極化が進む中で、富裕層のマーケットポジションのブランド開発が必要であると思っていた。さらには、パートナー(従業員)にイエナで長く働いてもらうために、顧客と一緒に年齢を重ねていってほしいという願いを込めた」と語る。名前は、メイクやファッションに上手に“赤”を取り入れているパリの大人の女性をイメージし、フランス語で赤を意味する“ヴェルメイユ”から付けた。加えて、イエナが大切にしている“品と知性”に加え、ヴェルメイユは“エレガントさと茶目っ気”も重視する。
アイテムは、オリジナルとセレクト半々で、アパレルと雑貨比率は6:4となる。オリジナルの価格帯は、ボトムス2万~3万円、コート4万5000~6万円、ニット2万~4万円。店舗は、8月24日に東京ミッドタウン店、10月20日には名古屋ラシック店がオープン。今後、2017年秋冬シーズン中に、都内に1店舗、18年春夏シーズンに2店舗の出店を予定する。
ヴェルメイユの将来像について海老沼コンセプターは、「大人の女性にいつでもわくわくしてもらえるようなショップでありたい。落ち着いた女性に落ち着いた空間――、でもこのショップに来れば心が弾む。大人の女性に寄り添うショップでありたい」と語った。