資生堂の男性用総合化粧品ブランド「エムジー5(MG5)」と、オンワード樫山の紳士服ブランド「五大陸」がコラボレート。それぞれ数量限定のコラボレーションアイテムを発売した。
「エムジー5」は1967年に誕生し、今年で誕生50周年を迎えたブランド。シェービングクリーム、アフターシェーブローション、ヘアトニックなどをラインアップし、黒とシルバーのダイヤカットデザインを施したパッケージで長年親しまれてきた。「五大陸」は1992年に誕生し、今年で誕生25周年。全国の百貨店約100店舗で展開し、幅広い層の顧客に支持されている。つまり今回の取り組みは、名前にも年齢にも「5(五)」が付いたブランド同士の“5つながり”コラボとなった。
コラボレーションアイテムとして、資生堂は「資生堂エムジー5 オードトワレ」を発売。ダイヤカットデザインを施したボトルが特徴的で、シトラス・フローラル・ウッディーの香調が、上質で繊細、落ち着きと力強さを備えた“現代のジャパニーズモダンジェントルマン”を想起させる香りになっている。「五大陸」はダイヤカットデザインのネクタイ、「エムジー5」発売当時の広告キャラクターをイメージしたタートルネックセーターなどを発売した。
オンワードグループ公式ファッション通信サイト「オンワード・クローゼット」と「五大陸」のショップの他、「資生堂エムジー5 オードトワレ」は、資生堂の総合美容サイト「ワタシプラス」と一部の化粧品専門店でも取り扱う。
10月23日には同コラボレーションの発表会が行われ、大圃祐二「五大陸」ディレクター兼チーフデザイナーと、原田忠・資生堂トップヘアメーキャップアーティストが登壇。大圃ディレクターは「『五大陸』が2017年秋冬のテーマとして打ち出していくのは、昭和30~40年代の日本のファッションや文化を現代に表現した“レトロ・ジャパニーズ・モダン”。当時のことを調査する中で、同時代のおしゃれな男たちに絶大な人気を博した『エムジー5』に“レトロ・ジャパニーズ・モダン”の要素を強く感じ、何か一緒にできないかと考えた」と、コラボレーションのきっかけについて言及。原田トップヘアメーキャップアーティストは「“5つながり”で最高に素晴らしいコラボレート。ともに今のライフスタイルに合った“レトロ・ジャパニーズ・モダン”を提案していきたい」と応じ、レトロで新しいメンズスタイルの発信に意欲を見せた。