東急レクリエーションが運営する流行発信ショップ「ランキンランキン(RANKING RANQUEEN)」が10月30日、中国の徐家匯駅構内にオープンする駅直結型商業施設「ラインプラス(LINE PLUS)」に海外1号店を構える。
上海地下鉄3路線が乗り入れる徐家匯駅の、1日の乗降客数は16万人。JR、東京メトロ、東急、京王線全てを合計した、渋谷駅の2015年1日乗降者数に匹敵する。近隣にはオフィスビルや国営の百貨店、ショッピングモールが立ち並び、渋谷よりもやや年齢層が高い“働く女性の街”のイメージを持つ。
そんな徐家匯駅に誕生する「ラインプラス」は、東急沿線の駅にある商業施設駅「エトモ」のノウハウを生かして、東京急行電鉄が開発や運営のサポートを行っている。「ランキンランキン」の海外初店舗も、東急レクリエーションが上海急線企業管理有限公司とライセンス契約を締結しつつ、日本国内のランキンランキンの店舗運営ノウハウを輸出する形で運営する。
店舗で取り扱う商品数は約400点で、ターゲット層は日本と同じく20〜30代女性。雑貨やコスメ、食品などの“ランキング上位商品”と、“注目商品”のみを取り扱う点も変わらず、ランキングの順位変動による商品の入れ替わりの早さもウリにする。
ランキングは、雑貨類は日本同様に東急ハンズなどの売上データを元にするため基本的には日本店舗と同じ商品だが、コスメや食品は上海のデータを元にした独自のものを作成。今後は中国消費者の反響を見ながら、ブラッシュアップを行い、他店舗出店の可能性を探る。