ビジネス

ディーゼルのCEOコンテスト、優勝者決まる

 ディーゼル(DIESEL)が10月5日から募集していたCEOが、ダーン・ヴェルヴォート(Daan Vervoort)に決まった。今回のCEOは、いわゆる“Chief Executive Officer(最高経営責任者)”ではなく、“Chair Executive Officer”とのことで、Chairの文字通り、“椅子に座る役員”を意味する。

 ディーゼルのCEO(最高経営責任者)は4月にアレッサンドロ・ボリオーロ(Alessandro Bogliolo)が退任し、不在のまま。レンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)創業者は公式ビデオを配信し、「CEOがオフィスからいなくなり、椅子だけが残っている。新たなCEOを募集したい。まずは、椅子の座り方が大事だ」と呼びかけた。「他の人と全く違う方法で座る、確かな能力を示さなければならない」と今回のキャンペーンの趣旨や応募資格などを語り、応募者から寄せられたビデオやGIF画像にそれぞれコメントした。

 ベルギー在住のヴェルヴォートはCEOに任命された特典として、イタリア・ブレガンツェのディーゼル本社に招待された。ディーゼルのフェイスブックのアカウントおよびロッソ創業者のインスタグラムのアカウントで公開されたビデオでは、ヴェルヴォートはさまざまな姿勢で椅子に座ったり、椅子に座ったまま社内を移動し、社員と会話を楽しんだ他、ロッソ創業者と対面しその椅子に座るなど、CEOをたっぷり満喫したようだ。

 ビデオは、「座るのが上手なことは、人生においていつも役に立つとは限らない。だが、とても遠くに連れていってくれるかもしれない」というヴェルヴォートCEOの言葉で締めくくられた。

DIESEL x ビジネスの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。