メンズブランド「キディル(KIDILL)」は、セミオーダースーツの新ライン「キディル スタンダード(KIDILL STANDARD)」を12月に東京・渋谷の直営店キディル ルーム限定でスタートする。スタッフが採寸し、約100種類の生地の中から表地と裏地を選ぶことができる他、ラペルやポケットなども好みのデザインにアレンジが可能。ジャケット裏に希望する文字を刺しゅうするサービスも行う。価格はスリーピースで12万〜18万円。オーダーを受けてから鹿児島の工場で生産し、3週間前後で納品される。アイテム単品での注文も可能で、今後はシャツやネクタイのセミオーダーも行う予定だ。
末安弘明デザイナーは「これまで本格的なテーラードはやってこなかったが、ブランドの幅を広げて成長していくために新ラインを立ち上げた。ただ好きにオーダーしてもらうだけではなく、こちらからもデザインの提案をして、一緒にかっこいいスーツを作っていきたい」と話した。
「キディル」は「2017 Tokyo 新人デザイナーファッション大賞」のプロ部門で東京都知事賞を受賞し、18日に渋谷ヒカリエで開かれた合同ショーで18年春夏コレクションを披露した。そのランウエイに登場したチェックのセットアップが「キディル スタンダード」のファーストモデルだという。