「カルティエ(CARTIER)」は10月28日の六本木ヒルズ店オープンに先立ち、プレス向けのお披露目会を開催した。会場では、代表的なウオッチの一つである“タンク”の100周年を記念して公開する11月26日までの期間限定ギャラリー「TANK100」の内部と、香取慎吾が“タンク”からインスピレーションを受けて制作したアート作品2点を公開した。
同ギャラリーは“タンコテーク(TANKOTHEQUE)”と名付けられた空間で、“タンク”の歴史と共に、普段はジュネーブに保管されて美術館などでしか公開されることのない、美術品的価値を持つ、過去の“タンク”などを展示。来場者が「カルティエ」や“タンク”の歴史を肌で感られるよう、詳細な説明書きはあえて展示していないという。また、デジタルを駆使して過去を振り返るだけではなく、“これからの「カルティエ」”も表現する。
香取慎吾が“タンク”からインスピレーションを受けて制作した絵画「時間が足りない:need more time」は、“タンク”の文字盤を顔に見立て、踊るようなタッチで描かれた。自分のタンクを見ながら構想を練ったという香取は「文字盤が顔みたいだなと思ったところからどんどん広がっていきました」とコメントした。
また、店内に配置された香取作のオブジェ「百年のfuuu.」は、バースデーケーキの形をした照明だ。ケーキに乗った20本のロウソクは10本のみに火が灯っている。これは1本のロウソクが10年を表し、“タンク”の100年を表しているという。香取は「これを見る人が息をふきかけることで、これからの100年も“タンク”に途切れることのない命が吹き込まれ、火が消えることはありません」とコメントしている。