2018年春夏パリ・ファッション・ウイークの会場付近では、コレクション同様にチェックがオフランウエイを席巻した。スカートやブレザーなど、さまざまな形で取り入れていたが、中でも多かったのはトレンチコートだ。トレンチコートはベーシックなタイプなものから、PVCなど旬な素材を取り入れたものや脱構築的なものまで登場した。また、秋にもかかわらず、他の都市同様赤、青、緑の原色が目を引いた。
足元は、「ヴェトモン(VETEMENTS)」から火がついたソックスブーツが引き続き人気だ。中でも、ラッフルスカートやデニムと合わせている来場者が多かった。さらに、ソックスブーツの人気に引かれてか、ピンヒールやプラットフォームブーツが復活の兆しを見せた。
また、世界中から著名ファッション関係者やインフルエンサー、モデルが集結。米「WWD」はアイリーン・キム(Irene Kim)、シタ・アベラン(Sita Abellan)、スージー・ロウ(Susie Lau)、ウィニー・ハーロウ(Winnie Harlow)、カーリー・クロス(Karlie Kloss)、エミリー・ラタコウスキー(Emily Ratajkowski)、ジャンヌ・ダマス(Jeanne Damas)などの姿を捉えていた。日本からはモデルの秋元梢や江原美希が来場。マドモアゼル・ユリアは「トム・ブラウン(THOM BROWNE)」「サカイ(SACAI)」「ディオール(DIOR)」のショー会場に登場し、それぞれのブランドを着用したコーディネートを連日披露した。