ジュエリーの製造販売を行うビジュピコ・グループ(BIJOUPIKO以下、ビジュピコ)のビジュピコ上野御徒町店(以下、上野御徒町店)が先月オープンしました。エントランスを入ると、鑑定書所付きのダイヤモンドのルース(裸石)がショーケースの中にずらりと並んでおり、通常のジュエリー・ショップとは異なる雰囲気です。宝石の卸業者が多い御徒町という場所柄もあり、石を大々的に打ち出し、常に約200種類のダイヤモンド・ルースを展示販売しています。さまざまなサイズのダイヤモンド・ルースが整然と並ぶエントランスの奥には、エンゲージメントやマリッジ・リングなどのブランドのショーケースと商談スペースが設置されています。まずはダイヤモンド・ルースを選んで、約50ブランド、3000種類以上のデザインから、好きなものをチョイスするというシステムになっています。
権威ある鑑定機関のお墨付きダイヤモンドダイヤモンドの品質は4cで決まります。4cとはカラット(重さ)、カラー、クラリティー(透明度)、カット(プロポーション)の頭文字をとったもの。これら四つがダイヤモンドの価格の基準になっています。ダイヤモンドには金やプラチナ同様に、国際相場があります。ところが、ブランドや店舗によって価格差が異なるのが現実。ビジュピコは、「イノーヴェ(ENOUVE)」や「ポルターダ(PORTADA)」などの自社ブランドを約20持つジュエリーのメーカーで、素材調達から、デザイン、製造、品質管理まで、全て自社で完結する体制であるため、ダイヤモンドを適正な価格で提供することができるわけです。
カラーはD~F(Dが最も無色に近い色)という無色ものがほとんど、クラリティ―も大多数のルースが、VS(ベリー・スライトリー・インクルーデッド=微量の内包物)からFL(フローレス=内包物なし)とトップレベルをそろえています。ダイヤモンドの輝きに影響するカットに関しても、エクセレントがほとんどで高品質なものばかり。カラットは0.2~1カラット以上と、予算に合わせて選べるようになっています。
上野御徒町店に置かれているダイヤモンド・ルースは、世界的に権威のある鑑定機関である米国宝石学会(GIA)と、日本国内で最も厳しい基準を持つといわれる中央宝石研究所(CGL)などの、トップ鑑定機関による鑑定書が付いているので安心です。
カットも、おなじみのラウンドブリリアントカットをはじめ、ダイヤモンドの中央に雪の結晶が現れるスノープレシャス、花の模様が輝くフラワードリーム、桜が浮かび上がる世界初のさくらといった、さまざまなデザインから選べます。
上野御徒町店は、ブランドにこだわらず高品質のダイヤモンドを適正価格で購入したいと思う消費者にとって待望のショップと言えるでしょう。グレードによって変わりますが、0.2カラットのダイヤモンドが約5万円台から購入できるのですから。エンゲージメントやマリッジ・リング用と考えられがちなダイヤモンドが、ぐっと身近になりました。