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エルメスが2020年までにフランスに2つのレザー工場建設 計500人のレザー職人を雇用へ

 エルメス・インターナショナル(HERMES INTERNATIONAL以下、エルメス)は、2020年までにフランス国内に新たに2つの工場を建設する。建設予定地はフランス南西部のボルドーと、1996年のゴルドン ショワジー(GORDON CHOISY)の買収で手にしたレザー工場もあるパリ南東部のモントローフォーヨンヌで、それぞれ250人のレザー職人を雇用予定だ。

 エルメスはフランスに15の工場を所有しており、その多くで250〜300人を雇用。16年には生産工場に7100万ユーロ(約93億円)を投資し、農村部は失業率が特に高いフランスで590人を新規雇用するなど、生産力向上に努めている。

 エルメスの16年12月期決算は、純利益が前年比13%増の11億ユーロ(約1441億円)で、10億ユーロ(約1310億円)の壁を突破。売上高同14%増のレザー製品と馬具が牽引した。アクセル・デュマ(Axel Dumas)=エルメス最高経営責任者によれば、エルメスのバッグは手作業で作られるため、バッグ1つの製造に16時間かかり、職人1人あたり週に2個しか製造できないという。

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