中里周子が手掛ける「ノリコナカザト(NORIKO NAKAZATO)」は2018年春夏、ユニセックスのウエアブランド「ボディソング(BODYSONG.)」とコラボレーションしたウエアを発売する。現在、東京藝術大学大学院美術教育専攻の博士課程に在籍する中里デザイナーは自身のブランドのウエアコレクションを数シーズン休止しており、今回が約2年ぶりの新作発表になった。
アイテムは、スワロフスキーのラインストーンでヤシの木や“湯気が出ているユニコーン”を描いたTシャツ(1万9000~2万9000円)やチュールドレス(3万5000~4万5000円)、雲やパールネックレスなどのプリントを施したベスト(4万2000円)やキャップ(1万6000円)、スエードのアームウオーマー(2万円)などの7型全12商品。
このコラボは、両ブランドのルックブックの撮影などを手掛ける三宅英正の紹介によって実現した。コラボビジュアルは「ボディソング」が10月中旬の上海ファッション・ウイーク期間中に展示会を行った際、現地で撮影。上海でモデルオーディションを行い、三宅が撮り下ろした。
中里デザイナーは「私自身が『ボディソング』のファン。これまでの『ボディソング』の商品にカスタムをお願いしたり、新しい提案を出したりと話し合いを重ね、愛嬌のあるアイテムに仕上がった。今、人間のようで人間ではない生き物に興味があり、ビジュアルは河童とキョンシー、お化けをイメージ。『妖怪たちのバカンス』をテーマに、妖怪とファッションを組み合わせて強いモードを表現した」と話した。