ファッション

ベイクルーズの「ボナム」好調 下北沢に3店舗目をオープン

 ベイクルーズのデニムを主力とするリメイクブランド「ボナム(BONUM)」が好調だ。2017年8月期決算で予算比46%増を達成し、渋谷、表参道に続く3店舗目を11月3日下北沢にオープンする。初年度の売り上げ目標は6000万円。

 若年層の多いエリアに合わせて6800~8800円が中心の安価なラインを下北沢店限定で販売する。「ボナム」の平均単価は2万~3万円のため、1/2~1/3程度の価格設定となる。「渋谷店、表参道店で『ボナム』のことを知ってくれたお客さまにも楽しんでもらえる店にしている。一点モノを買う楽しみを提供したい」と「ボナム」のディレクターでもあるベイクルーズの森秀人・取締役。

 下北沢店は“コインランドリー”をコンセプトにしており、入り口には3台の洗濯機がある。「インスタ映えする空間であると同時に、洗い加工をここで行っており一石二鳥。下北沢という土地柄を考えたとき、米国のコインランドリーのようにゆったりとした時間が流れ、新たなコミュニケーションの場になるようなショップにしたいと思った」と森ディレクター。もともとは、こだわり派の男性客が多かったが、「最近は6~7割が女性客。女性誌へのリースも増えている。素材はビンテージだがマニアックにならないよう、あくまでファッションとしてのリメイクアイテムを提案している」という。

 内装は既存2店舗同様、ブルーとホワイトを基調にしたものだが、藍染めした板をフローリングに使用しているのは下北沢店ならでは。丈詰めをはじめとするお直しをはじめ、カスタムオーダーも可能で、店内ではリメイクアイテムを製作するライブソーイングも見られる。3~5日はアーティストの苦虫ツヨシが、購入したアイテムにシルクスクリーンプリントを施すサービスも実施する。

■「ボナム」下北沢店
時間:11:00~20:00
住所:東京都世田谷区北沢2-30-3
定休日:不定休

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。