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米「ティーン ヴォーグ」休刊 コンデナストが業務削減に踏みきる

 企業のスリム化を進めている出版社コンデナスト(CONDE NAST)の一連の取り組みがいよいよ大詰めだ。同社はすでに新規採用を凍結しており、全社員の2.5%にあたる80人を削減する。また、部署ごとの予算も削減されると見られており、業績の悪い部署や媒体は最大20%の予算カットとなる見込みだ。

 また情報筋によると、コストカットに伴い同社傘下の「ティーン ヴォーグ(TEEN VOGUE)」の休刊が決まった他、「GQ」「グラマー(GLAMOUR)」「アリュール(ALLURE)」などは年12回から11回へ、「ボナペティ(BONAPPETIT)」は年11回から10回へ、それぞれ頻度を減らして発行するようだ。なお、「ヴァニティ・フェア(VANITY FAIR)」「ヴォーグ(VOGUE)」「ワイアード(WIRED)」「ザ・ニューヨーカー(THE NEW YORKER)」「ブライズ(BRIDES)」は現状維持だという。

 同社は今年始めに従業員100人を解雇した他、媒体の垣根を越えて部署を統合するなど改革を行ってきた。今回予定されている大規模な業務削減や休刊・発刊頻度削減について、同社のコメントは得られなかった。

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