ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)の2017年4~9月期連結決算は、売上高が前年同期比7.2%増の697億円、営業利益が同76.5%増の30億円、経営利益が同73.2%増の31億円だった。売上総利益率は為替影響による仕入原価率低減や子会社のコーエンの値引き販売の縮小などにより、同0.4ポイント上昇した。純利益は、同45.8%増の12億円。
ユナイテッドアローズ単体の既存店売上高(実店舗とEC)は、同4.1%増だった。実店舗は0.2%増と微増も、ECが20.9%増を達成。参考値ではあるものの、実店舗とECの既存店客数は同2.9%増と前年を越えた。業態別では「グリーンレーベル リラクシング(GREEN LABEL RELAXING)」が引き続き好調なことに加え、「オデット エ オディール(ODETTE E ODILE)」や「ドゥロワー(DRAWER)」、ステーションストアなどが順調で、ECだけでなく、実店舗での既存店売上高も軒並みプラスで推移している。連結での出退店は出店13、退店8で、9月末時点での店舗数は365になった。
通期(18年3月期)は、売上高1538億円(前期比5.7%増)、営業利益99億円(同8.6%増)、純利益54億円(同5.9%増)を予想する。出退店はグループ合計で、出店20、退店32で期末店舗数は348を計画する。