2018年春夏の「アマゾン ファッション ウィーク東京(Amazon Fashion Week TOKYO以下、AFWT)」では、初参加で話題の「メミューズ(MEMUSE)」や「ティボー(THIBAUT)」など18ブランドのバックステージを公式コスメティックスポンサーである資生堂のアーティストがサポートした。その中から「ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)」と「ヨウヘイ オオノ(YOHEI OHNO)」の2ブランドをピックアップし、そのヘアメイクのポイントと実際に使用された 「プレイリスト(PLAYLIST)」のメイクアイテムを紹介する。バックステージで活躍するアーティストのアイデアから生まれた「プレイリスト」だからかなえられる美の表現を、ぜひ参考にしてみてほしい。
崩れた日本髪と日焼けメイクで魅了したのが、“日本”に着目したという「ミキオサカベ」だ。着物やOL風、女子高生の制服風など新旧の日本の“カワイイ”がミックスされた、ある種のカオスな世界観を衣装では表現したが、ヘアメイクでさらにその世界観を際立たせた。
ショーのヘアメイクを担当した計良宏文・資生堂トップヘアメイクアップアーティストは、「デザイナーからは“少し狂った感じのヘアメイク”にしてほしいという要望があり、目指したのは“狂気の人”。メイクは『プレイリスト』 のレッドやオレンジのリップをチークとして使用し、頰やオデコを日焼けし過ぎたように真っ赤にして、ヒリヒリとしたインパクトのある雰囲気に。ヘアは事前に作っておいたカラフルなグラデーションのウイッグでストレートヘアや日本髪を作り、それを乱れたようにわざと崩している。ヘアのベースは資生堂プロフェッショナルの『ステージワークス パウダーシェイク』で少しきしみをつけ、ボリュームが出やすくしている」とヘアメイクについて語る。
一方で、スーパーナチュラルで洗練された女性美を表現したのが「ヨウヘイオオノ」だ。「モノを作る喜び」をテーマにさまざまな素材を使用した服を見せた同ブランドは、服のユニークな印象をより際立たせるために、ヘアメイクはスーパーナチュラルに仕上げた。メイクを担当した贄田愛・資生堂ヘアメイクアップアーティストは「ほぼ何もしていないくらいのナチュラルな肌。ベースを『プレイリスト スキンエンハンシング リキッドファンデーション』で整え、チークは『同 フェースカラー RDs04』を薄く塗り、目元のCゾーンにはポイントで『同 インスタントアイコン プリート マルチプルカラー』のベージュとホワイトを混ぜてハイライトを少し感じる程度に入れている」とポイントを語る。
ヘアを担当した谷口丈児・資生堂ヘアメイクアップアーティストは「モデルの髪を生かしたナチュラルなシャイニーヘア。基本は、作り込まずその人らしさを意識した。ベースは資生堂プロフェッショナルの『ステージワークス バウンシングプライマー』でボリュームを出しつつ、『同 ジュレシェイク』で艶のある質感にしている。クセがある人はそのクセを生かして、少しウエービーに。目指したのは、都会的で洗練された大人の女性」と語る。
問い合わせ先:資生堂インターナショナル
TEL:0120-81-4710