11月9日発売の「WWDビューティ」は、最新美容医療特集です。日本で「美容医療」が広まったのは1990年代後半、約20年前のこと。それまで美容関係の医療といえば美容整形しかなく、一般の人にはハードルが高かったため、しみ、しわ、たるみなど肌の悩みを改善する美容医療の登場は画期的なニュースとして口コミで広がり人気となりました。
近年美容医療が広く知られ、治療を行う医師が増えたために、形成外科学会や美容外科学会、抗加齢医学界などでさまざまな治療が取り上げられ、その効果や安全性、美しい仕上がり、リスクなどが議論されるようになりました。照射機器や注入を用いた肌質の維持、若返りを求める分野は、日本人のニーズに合わせてより安全な方向へと成熟してきています。
今号では、「注入系治療」「照射系治療」など得意分野の異なる5人の医師に、形成外科、皮膚科、内科それぞれの視点によるエイジングケアや美容に対する考え方、提案する治療法、患者とのコミュニケーションの変化などを取材しました。“ナチュラル”“オーダーメード”“ボリュームコントロール”などのキーワードから、美容医療の最新動向に迫ります。
ニュース面では、11月4日に開業した商業施設、上野フロンティアタワーのビューティテナントをピックアップしています。核テナントとなるパルコは新屋号「パルコヤ(PARCO_ya)」として全68店舗で構成され、ターゲットは30〜50歳に設定して食とコスメを強化。「RMK」「オサジ(OSAJI)」「ナチュラルハウス(NATURAL HOUSE)」など、パルコ初出店のブランドもあります。
また、コーセーの2017年4〜9月期連結決算は、売上高が5期連続で過去最高を更新。その他、三越恵比寿店が美容関連の店舗を拡充して改装オープンし、「ポアレスラボ(PORELESS LABO)」が初のジェンダーレスサロンをオープンしたニュースも注目です。「キッカ(CHICCA)」のブランド誕生10周年を記念した「フランク ミュラー(FRANCK MULLER)」とのコラボも取り上げています。