資生堂は2018年1月1日、世界88の国と地域で展開する「SHISEIDO」から、神経科学に着目し「肌感度」にアプローチした新スキンケアライン「エッセンシャルイネルジャ(ESSENTIAL ENERGY)」を世界各国で順次発売する。アッパーミレニアル世代(25~34歳)に向けた製品群で、日本では全国の百貨店を中心とした約270店と資生堂の総合美容サイト「ワタシプラス」で販売する。
同社は、世界の女性に実施した肌意識調査の結果、「加齢や環境の変化により、自分の感覚が変化していると感じる」と答えた人が、日本で72%、中国で90%、アメリカで78%、イタリアで81%と、国を問わず「感覚の変化」を認識している女性が多いことが分かった。また、「現在の肌に対する意識」について最も多かったのは「スキンケアの効果が実感できなくなった」という回答だった。さらに、効果実感の変化は30歳前後から意識する傾向があることが分かったことから、「肌の感覚の変化」がスキンケア効果実感の意識変化に関わっていることに着目。「肌感度」にアプローチする新発想のスキンケアラインを開発した。同製品は2014年に発売した「アルティミューン パワライジング アイ コンセントレート」以来の大型スキンケアラインとなる。
「エッセンシャルイネルジャ」は、「以前と比べてスキンケアの効果を感じにくくなってきた」と感じ始めた30歳前後からの女性に向けた、新発想の保湿アイテム“モイスチャライザー”を提案する。乾燥を防ぎ、滑らかな肌に導く同社独自の「レニュラテクノロジー」を使い、肌にすっとなじみ、心地よい浸透感をもたらすとともに、乾燥によるくすみなどの肌ダメージをケアする。また乾燥による小ジワが目立たなくなり、潤いに満ちた滑らかで艶のある肌に導く。
ラインアップは、シルクのようにソフトで滑らかな感触のクリーム、みずみずしくさわやかな感触のジェルクリーム、みずみずしく軽やかな感触で紫外線から肌を守る日中用乳液の3種。価格は6000~6500円。
同ラインのイメージキャラクターには、モデルのソノヤ・ミズノを、テレビやデジタル、店舗で展開する広告に起用する。また、各国のインフルエンサーを活用したSNSによる情報発信も強めていく。