シンディ・シャーマンは、1954年生まれのニュージャージー出身。画家として活動を始めるも、後に写真家に転向。主な代表作として、自分を被写体としたコンセプチュアル・セルフポートレイトや、大衆映画の女優に扮した作品群「Untitled Film Still」があげられる。国内外から高い評価を受けており、過去には“写真界のノーベル賞”と称されるハッセルブラッド国際写真賞や高松宮殿下記念世界文化賞を受賞。昨年5月にはインスタグラムのアカウントを開設し、旅行の風景やライブに行った際の映像など日常の投稿に加え、現代の過剰加工のセルフィー文化を風刺したような作品ともとれるセルフィーを数多く投稿している。
なお、「アンダーカバー(UNDERCOVER)」は9月にパリで発表した2018年春夏コレクションでシンディのセルフポートレートをプリントしたアイテムを発表。「オフ-ホワイト ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」もシンディの「Rather Be Swimming」をプリントしたトートバッグを昨日発表するなど、ファッション業界でシンディ旋風が巻き起こっている。