テクストトレーディングカンパニーが運営するスポーツラボ バイ アトモス(SPORTS LAB BY ATMOS)新宿店は9日、「オフ-ホワイト ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH以下、オフ-ホワイト)」と「ナイキ(NIKE)」のコラボコレクション「ザ テン(THE TEN)」を発売した。初日は、“エア ジョーダン 1(AIR JORDAN 1)”(1万9000円)と“ブレーザー(BLAZER)”(1万3000円)のみ。発売前から話題のモデルということと、1人で2型購入できる数少ない店舗として、早朝から行列ができた。
今回「アトモス」は、購入資格を得られる抽選券を引くためのドレスコードを導入した。これは、これまで「アトモス」が「ナイキ」に別注した43モデルを着用した人のみ抽選券を引く権利が与えられるというもの。それ以外の着用者は並びの順番にかかわらず、列の最後尾に回され、購入できる確率がきわめて低くなる。「アトモス」は8日公式サイトでこのことを告知した。にもかかわらず、ほぼ全員が「アトモス」別注モデルを着用して来店。中には、コレクション用に購入したスニーカーを汚れないようにテープで底張りして参戦した顧客もいた。
テクストトレーディングカンパニーの日野英敬・店舗統括マネージャーは、「昨今は転売目的などの人も多く、本当にスニーカーを愛している人の手に届きにくい現状があった。今回はナイキラボなど数店舗での同時発売ということもあり、弊社では日ごろから『アトモス』を利用してくださり、スニーカーを愛してくださっているお客さまの手に届くような販売方法を採った。当初は、行列があまりできないのではないかと不安もあったが、予想以上のお客さまにお越しいただき手応えを感じている」と話した。また、早朝5時半に並んだという男性は今回の方法について「いつもの列と全然雰囲気が違う。もっとドレスコードを厳しくしてもいいと思う」と、当選番号を片手に笑顔で話した。
「ザ テン」はこの後、11日、14日、16日、18日に発売される。各日発売のモデル名は、前日発表としながらも、「アトモス」では残り4日間もこのドレスコードを導入する予定という。