ビジネス

セーレン増収増益も「一番の課題」のファッションは利益半減

 セーレンの2017年4~9月期連結業績は、売上高が前年同期比6.4%増の553億円、営業利益が同7.2%増の50億円だった。中間期として6期連続の増収増益を達成した。だが、衣料品素材などを扱うハイファッション事業は売上高が同5.3%減の121億円、営業利益が同54.7%減の2億円と精彩を欠いた。インナー衣料向けの差別化素材が販売を拡大したものの、国内アパレル市場の落ち込みをカバーするには至らなかった。

 主力である自動車内装材などの車両事業が米国や中国がけん引して成長する中、川田達男・会長兼最高経営責任者は「ファッション関連が一番の課題」との認識を示した。

 好決算を受けて通期(18年3月期)の業績予想を上方修正した。修正後の予想は売上高1150億円(修正前は1120億円)、営業利益105億円(同97億円)で、通期でも6期連続の増収増益を目指す。ハイファッション事業では売上高が前期比7.1%減の241億円、営業利益が同29.1%減の7億5000万円を予想する。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。