バーバリー(BURBERRY)の2017年4〜9月期決算は売上高が前年同期比8.9%増の12億6300万ポンド(約1881億円)、純利益が同27.3%増の9300万ポンド(約138億円)の増収増益だった。レインウエアとレザーグッズ、全地域におけるECとアジア・パシフィックの直営店での売り上げが牽引した。
「上半期の結果に満足している」とマルコ・ゴベッティ(Marco Gobbetti)最高経営責任者(CEO)。「ラグジュアリーの世界も購買客も日々変化している。顧客はカジュアルで楽しくて生活にフィットするものを望んでいる。クリエイティビティーを期待し、経験を求め、自分の意見を表現するためにラグジュアリーグッズを使う。新しくて、イノベーティブで面白いものが必要だ」と語った。18年は店舗への投資額を増やし、サイトをよりキュレートし、オムニチャネルに対応するものに刷新する。
同社は10月31日にクリストファー・ベイリー(Christopher Bailey)=プレジデント兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーの退任を発表したばかりだ。後任デザイナーは未定だが、英国人で、昨年までゴベッティCEOとタッグを組んでいたフィービー・ファイロ(Phoebe Philo)「セリーヌ」クリエイティブ・ディレクターの名が最有力候補とみられている。フィービーは最近、早朝ミーティングのためのバーバリー本社訪問が目撃されている。
ゴベッティCEOは「噂には一切コメントしない」としながらも、後任探しは始まっているが決定までには時間がかかること、必ずしも英国人デザイナーにこだわっていないことを強調した。