1が4つ並ぶ11月11日の「シングルデー」に買い物を盛り上げる中国のEC大手「アリババ(ALIBABA)」が、シングルデーのセールを開始してわずか1時間で571億人民元(約9758億円)を売り上げた。このペースで行くと、1日で240億ドル(約2兆7360億円)を売り上げたという“世界記録”を突破する可能性が高い。
同社は昨年、2015年比32%増の178億ドル(約2兆290億円)を売り上げた。今年は15万ブランドが1500万の商品を用意。「シングルデー」が土曜日になったことで、大幅な売上増を期待している。
中国の「シングルデー」の一大セールは、アリババが09年、わずか27のブランドとともに仕掛けたもの。わずか10年でアメリカのブラック・フライデー(サンクスギビング翌日の祝日となる金曜日の買い物商戦)とサイバー・マンデー(同じくサンクスギビング直後の週末のネットショッピングを経て大量の決済が行われる月曜日)それぞれの倍以上にもなる一大ショッピング・デーを作り上げた。