グーグル(GOOGLE)はファッション&ラグジュアリー担当ヘッド・オブ・インダストリー(以下、HOI)にコリー・モラン(Corey Moran)を指名した。モラン新HOIはグーグルのファッションおよびラグジュアリー企業との関係全般を統括し、ブランドの活性化と関係強化、ブランドが消費者にリーチするためのデータ活用最大化を推進する。
HOIは、グーグルがそれぞれのカテゴリーごとに設けているポジションで、セールス(営業)組織に所属。各業界への窓口の役割を果たす。「雑誌における発行人やオンラインブランドにおけるジェネラルマネジャーのような立場だ」とモラン新HOI。「何か困難なことがあった時、もしくは良い機会がある時に最初にコンタクトしてもらいたい」。
モラン新HOIはコティ(COTY)のアメリカ市場の香水マーケティグ担当シニアディレクターを経て、2016年からグーグルでアカウント・エグゼクティブを務めていた。「グーグルは、私がコティで取引先として付き合ってきた年月も含めて、これまでになくファッション業界との関係作りに真剣に取り組んでいる。物事の本質を探るためのツールやリソースを持つこと、アクションを提供することが未来を築く上で鍵となる。多くのツールがすでに入手可能だし、今後より多くが入手可能になる」と語った。