11月16日発売の「WWDビューティ」は美容機器特集です。2016年8月にオープンしたヤーマンの直営店をはじめ、今年はMTGが7月に「シックスパッド」、9月に「リファ」の旗艦店をオープン、パナソニックも9月に情報発信基地として「パナソニック ビューティサロン 銀座」をオープンしました。これら大手メーカーの出店は、美容機器の“体験型”が重視されるようになったことが関係します。
美容機器へのニーズは、より細かい部位への効果へと広がっており、また化粧品と同じようにじっくりとカウンセリングを受けたり、美顔器はメイクオフをして自宅にいる感覚で商品を試したりしたいという顧客の意見も多いそうです。そこでメーカー側は、効果を伝えるだけではなく、一人一人の生活に入り込んだ商品説明が必要だと考え、体験型店舗の出店に至りました。
今回の取材では、チャネル別の美容機器の販売や取り組みとしてバラエティーショップやヘアサロン、テレビ通販、セミセルフショップなどにも話を聞いています。美容機器に本や雑貨、食品などを組み合わせたトータル提案や、Cチャンネルにコテやドライヤーを使用したアレンジ動画を投稿するなどSNSを利用してお客の興味を引き付ける取り組みなどを紹介します。
ニュース面では、10月からカット料金を7000円から1万2000円に値上げした美容室「オーシャントーキョー(OCEAN TOKYO)」の高木琢也・代表、中村トメ吉・代表、三科光平「オーシャントーキョー ハラジュク」代表の対談を掲載しています。価格改定の真意と、値上げを実施してからの顧客の反応について聞きました。
また、「SHISEIDO」から神経科学に着目し「肌感度」にアプローチした新スキンケアライン「エッセンシャルイネルジャ(ESSENTIAL ENERGY)」の発売や「ウカ(UKA)」の新店舗、「クロエ(CHLOE)」のアイコンフレグランス「クロエ オードパルファム」の10周年限定版の発売も取り上げています。ユニリーバ(UNILEVER)が米国でローンチしたオリジナルブランドにも注目です。