11月17日にリニューアルオープンするサンモトヤマ銀座本店がオープンに先駆け14日に関係者に公開された。デザイナーの柳原照弘がデザインした同店の1階の面積は約115平方メートル。まず目を引くのは入り口に置かれた樹齢400年以上の盆栽と中央に据えられたディスプレイ。陳列されているのは、英国王室御用達のハンドメード・ブランド「アスプレイ(ASPREY)」のさまざまな小物。店の奥には1149万円の、ゴリラをかたどった金庫もおかれている。
2階の面積は約224平方メートル。“女性のクローゼット”をテーマに、フロアに上がって右側は「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」や「ヘルノ(HERNO)」などの服、小物をそろえ、左側には「カール エフ ブヘラ(CARL F. BUCHERER)」「アドラー(ADLER)」などのジュエリーが並ぶ。
また、銀座本店のリニューアルに先駆け、サンモトヤマの運営するアートギャラリーがある銀座風月堂の4階もリニューアルした。“男性のアパートメント”をコンセプトに、アート作品とファッション、インテリアなどをそろえ、くつろげる空間を演出している。
サンモトヤマは1955年に茂登山長市郎・会長により創業。「グッチ(GUCCI)」や「ロエベ(LOEWE)」「エルメス(HERMES)」などを日本に紹介したことで知られている。現在の銀座本店は1964年に「一流の商品を売るのは一流の場所でなければならない」という茂登山会長の考えのもとオープンし、2014年に建て替えのため銀座風月堂の2階、4階に移転していた(現在、2階はオーナーに戻している)。なお、今回リニューアルオープンするサンモトヤマ銀座本店の左隣には「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が銀座並木通り店から移転オープンする予定だ。