ファッション

「イヴァンカ・トランプ」商標権侵害訴訟 和解へ

 伊シューズブランド、「アクアズーラ(AQUAZZURA)」は、「イヴァンカ・トランプ(IVANKA TRUMP)」がシューズのデザインを模倣したとして商標権侵害訴訟を起こしていたが、トランプ本人と、「イヴァンカ・トランプ」を擁するマーク フィッシャー フットウェア(MARC FISHER FOOTWEAR)が法廷外での和解に応じたため訴えを取り下げた。和解内容については非公開。

 双方の代理人からのコメントは得られなかった。

 2016年6月に「アクアズーラ」は同ブランドのシグネチャーデザイン“ワイルド シング(WILD THING)”を「イヴァンカ・トランプ」が精巧に模倣したとして提訴。同社のジャン・マイケル・ビグノー(Jean-Michael Vigneau)最高経営責任者は「広く知られたシグネチャースタイルがコピーされることは許容できない。『イヴァンカ・トランプ』のシューズデザインに何度も異議を唱えてきた」と主張した。

 一方で、トランプとマーク フィッシャー フットウェアは「アクアズーラ」の主張や申し立てを否定。トランプの代理人は、同氏に「アクアズーラ」のデザインについて模倣する意図は一切なく、訴訟への出席は同氏にとって重荷であると主張していた。

 ニューヨーク州地裁はトランプ側の主張を認めず同氏に証人尋問への出席を命じ、17年初めにはトライアル(審理)へ進むと見られていたが、最終的には和解となった。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。