ケリング ファンデーション(KERING FOUNDATION)は11月20日から25日にかけてZ世代(1995年以降に生まれた世代)を対象とする「ホワイトリボン・フォー・ウィメン(WHITE RIBBON FOR WOMEN)」キャンペーンを実施している。第6回目となる今回は、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)、ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)、ジョセフ・アルチュザラ(Joseph Altuzarra)、デニス・チャン(Dennis Chan)、女優のサルマ・ハエック=ピノー(Salma Hayek Pinault)が公式アンバサダーを務める。
同キャンペーンでは、ハッシュタグ#ICouldHaveBeenや、ウェブサイト「ICouldHaveBeen.org」を中心に、暴力の被害者となった女性の人生を想像してみるよう働きかけ、特に若い世代を対象に、意識、行動、習慣に持続可能な変化をもたらすことを目指す。また、女性として生まれてこなかった人は、自分が女の子であったら両親がつけたであろう名前、あるいは、姉妹、母親、女性の友だちの名前を画像ジェネレーターに入力することで、自分がなっていたかもしれない「彼女」を想像することができる。同様に、女性は自分の名前で「彼女」の立場となってキャンペーンに参加することで、被害者との連帯感、仲間意識を表明することができる。
アレッサンドロ・ミケーレ、クリストファー・ケイン、ジョセフ・アルチュザラ、デニス・チャンらが女の子であったら両親がつけたであろう名前を公開し、ケリング ファンデーションの同キャンペーンを始動。「彼女」であったら経験したかもしれない暴力についての知識を深め、その内容をインスタグラム、フェイスブック、ツイッター、ウィーチャット、リンクトインでシェアすることで、女性が直面する暴力へのリスクについての意識を高めることを目指す。また、ケリング ファンデーションの役員であるステラ・マッカートニーとサルマ・ハエック=ピノーも、「彼女」の立場に立つようあらゆる女性たちに呼びかけることでこのキャンペーンのリーダー役を務めている。
ケリング会長兼最高経営責任者でケリング ファンデーション会長のフランソワ=アンリ・ピノー(Francois Henri Pinault)は、「女の子として生まれたことによって暴力にさらされるリスクが高まることは、あってはならないこと。しかし残念ながら、今日の私たちの世界にはそのリスクが存在する。私たちの誰もが女性として生まれてきた可能性があったことを考えれば、私たちは皆、女性に対する暴力根絶のために立ち上がらなければならない。そのためにこそが、ケリング ファンデーションや、ケリング傘下のメゾンとそこで働くデザイナーたちと共に毎年実施している『ホワイトリボン・フォー・ ウィメン』キャンペーンがある」とコメントしている。