「シャネル(CHANEL)」は「アディダスオリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」とコラボレーションし、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)がデザインしたスニーカーをパリのセレクトショップ、コレット(COLETTE)で発売する。世界限定500足のスニーカーをめぐっては、コレットのサイトに世界から12万の応募が殺到。コレットは11月23日(現地時間)、当選者に購入方法に関するメールを配信する。
米「WWD」は21日に開かれたスニーカーのお披露目パーティーで、ファレルを直撃。「シャネル」との取り組みや、最近の狂乱のスニーカーブームについて聞いた。
WWDジャパン(以下、WWD):今回のコラボレーションの感想は?
ファレル・ウィリアムス(以下、ファレル):とても嬉しかった。「シャネル」とともに、しかも今までとは違うことに挑戦できたのは光栄なこと。僕と一緒にスニーカーを作るという、新たな挑戦をしてくれた「シャネル」は素晴らしいよ。
WWD:「シャネル」が他のブランドとコラボレーションするのは、極めて珍しいこと。「アディダスオリジナルス」とのコラボは、ファレルが導いた?
ファレル:もちろん。
WWD:「シャネル」の100年以上の歴史の中で初めてのことかもしれない。
ファレル:信じられないことだね。前例のない取り組みだから、最初は、このアイデアは却下されるかもしれないって覚悟していたんだ。だから実現した喜びはなおさら大きいんだ。
WWD:スニーカーは、どうやって完成した?
ファレル:まずは僕らでデザインを5種類に絞り込んで、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)が一番気に入ったものに決めたんだ。カールが選んだのは、左右にそれぞれ“CHANEL”と“PHARRELL”の文字を描いたもの。両足“CHANEL”のデザインも見せていたから、カールはそれを選ぶこともできたハズ。そんな中、僕の名前が入ったデザインを選んでくれて嬉しいよ。
WWD:ファレルは、もうスニーカーを自分でカスタマイズしているみたいだけれど……。
ファレル:今一番大事だと思っているメッセージをのせたんだ。“女性に権利を(Women’s Rights)”“神様って最高(God Is the Greatest)”そして“まずは相手のことを考えよう(Others First)”だよ。