ファッション

米ITメディアのスタートアップ100選に、IROYAとルビーが選出

 米国IT系メディアのレッドヘリング(RED HERRING)が、世界の優れたスタートアップ企業100社を選出する「レッドヘリング・グローバル100(RED HERRING GLOBAL 100以下、RHG)に、ファッションEC関連企業のルビー・グループとIROYAの2社が選ばれた。RHGは、フィンテックやバイオ3Dプリンターなどテクノロジー系のスタートアップを発掘してきたことで知られ、過去には創業間もないフェイスブック、セールスフォースなどが選出されている。

 ルビー・グループはラグジュアリー・ブランドに特化したファッションECのフルフィルメント(運営代行)企業で、クライアントには「クリスチャン ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN)」「ディーゼル(DIESEL)」「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」などが名を連ねる。桑野克己ルビー・グループ代表取締役会長CEOは「創業以来、年間50〜70%という高成長率と、クライアントにグローバルブランドを抱えていることが評価された」と語る。

 一方IROYAは、リアル店舗とECサイトの両方の在庫管理から物流、決済まで、ワンストップで提供するプラットフォーム「モノポス(MONOPOS)」を提供している他、自社でもカラーで多種多様なアイテムをセレクトした「イロザ(IROZA)」を、ECとリアルで展開している。大野敬太IROYA代表取締役CEOは、「グローバルに見ても他にはないビジネスモデルであることが評価された。海外のベンチャーキャピタルや、AI(人工知能)とリテールを組み合わせた事業会社から取り組みの打診などをもらっており、今後は海外展開を加速したい」という。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

東京に広がる “成熟したエレガンス”と“リアルクローズの提案力” 2025-26年秋冬東コレ特集

3月31日発売の「WWDJAPAN」は、2025-26年秋冬の「楽天 ファッション ウィーク東京」特集です。今季の特徴は、デザイナーらがブランド設立当初の世界観を大きく前進させたこと。東京らしいパーソナルな視点でのモノ作りに加え、“エレガンス”を成熟させて幅広い層に刺さるクリエイションが際立ちました。同時に、よりリアルクローズを意識した提案も目立ち、今後に向けてのターニングポイントを予感させるシー…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。