米セブン-イレブン(7-ELEVEN)はミレニアル世代をターゲットにしたオリジナルコスメブランド「シンプリー ミー ビューティ(SIMPLY ME BEAUTY)」をローンチする。アイシャドウパレットやマスカラ、アイライナー、リップグロス、つけまつげ、メイクアップブラシなど全40製品をそろえ、価格帯は3〜5ドル(約336〜560円)だ。最新のビューティトレンドに対応し、幅広い肌色や肌質に向けた製品をラインアップする。業界筋によると、初年度の売り上げは3000万ドル(約33億6000万円)を見込むという。
ジャック・スタウト(Jack Stout)=セブン-イレブン シニア・バイス・プレジデント・オブ・マーチャンダイジングは「コンビニは食べ物や飲み物を手軽に買えるだけの場所ではなくなっている。セブン-イレブンはさまざまなニーズに応えようとしている」と語った。ジョイ・ピコ(Joy Pico)=カテゴリー・マネジャーは「リップやアイカラーなどはほとんどの場合、衝動買いが多い。価格が適切であれば、なおさら買ってしまう人が多い。ミレニアル世代の働く女性は、セブン-イレブンで昼食を買うついでにコスメを試し、買ってくれるはず」とコメント。セブン-イレブンは他ブランドと差別化できるような方策を立てるという。また、ホリデーシーズン中はソーシャルメディアを活用したプログラムも始動する。
近年、多くの小売店がオリジナルブランドを立ち上げており、従来のブランドよりも速いペースで成長している。大手ドラッグストアチェーンのウォルグリーンズ ブーツ アライアンス(WALGREENS BOOTS ALLIANCE)やコンビニなどもオリジナルラインに注力している。
なお、セブン-イレブンは日本ではPBコスメ「パラドゥ(PARADO)」を販売している。