ファッション

「アンドクチュール」が“華やかに”一新 色柄でデザイン力強化

 バーンデストローズジャパンリミテッドがルミネと共同開発する「アンドクチュール(AND COUTURE)」はMDと企画を一新した。これまではエレガントでベーシックなアイテムを中心としていたが、2018年春シーズンはトレンドカラーのミントやラベンダーを中心に、ピンクや黄色、青、赤といった多色使いを強化し、大花柄やチェック柄のプリント、刺しゅうやジャカードをワンピースやコートの全面に大胆に採用するなど、素材にもバリエーションを増やした。

 ジャカードの花柄コート(1万6000円)や刺しゅうのチュールスカート(1万3800円)などのデザイン力を高めた商品を加えつつ、人気のトレンチスカートも売れ筋の膝丈フレアに加え、30代に向けたミモレ丈も新たに投入するなど幅広い顧客にアプローチする。新メンバーとして、ヒロタの「ザ ヴァージニア(THE VIRGNIA)」などで経験を積み、色柄使いを得意とする杉澤あかねデザイナーを加えた。「『アンドクチュール』の売れ筋のプリント柄やフィット&フレアのシルエット、デコルテの肌見せなどを踏襲しながら、ブランドらしいデザインを打ち出せるよう、よりプリント柄や色を強調した。オリジナル柄を中心に、花柄は毎月2種類ずつを新しい柄を投入する予定だ」という。

 バーンデストローズは今年に入り、主力だった「レストローズ(L'EST ROSE)」の全店舗閉鎖を行い、「ウィルセレクション(WILLSELECTION)」と「スウィングル(SWINGLE)」「アンドクチュール」においても新規出店を控え、自社ECサイトを中心に立て直しを図ってきた。鈴木雅行・事業本部部長は、「今年は売れ筋商品を見直し、ブランドの基盤を固めてきた。『アンドクチュール』においてはデザイン力を高め、打ち出し商品を積極的に出し、ブランドの個性を発揮していきたい」と話す。

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