アイウエアのジンズ(JINS)がコンタクトレンズ事業に参入する。2018年初頭に、1日使い捨てコンタクトレンズ“ジンズ ワンデー(JINS 1DAY)”を同社のオンラインストアで発売する。価格は1箱30枚入りで2000円。度数は-0.5~-6.00(0.25単位)、-6.50~-12.00(0.50単位)を揃える。
“ジンズ ワンデー”は、含水率58%の高含水タイプで酸素透過率が高く、うるおい保湿成分の配合や紫外線カットを採用し、快適なつけ心地を実現。さらに、毎日手軽に使えるように、メガネ製造で培ったノウハウをコンタクトレンズでも採用し、手頃な価格で販売する。なお、オンライン購入では、自分の目に合うかわからなという不安に応え、装用感を事前に試すことができるように、オンラインで申し込み可能な無料サンプル(5枚入り)を期間限定で用意する。
同社の調査によると、1日使い捨てコンタクトレンズ購入者のうち5割がジンズのメガネの購入経験があり、そのうち8割はジンズがコンタクトレンズを販売した場合に購入意向があることがわかった。そこで、コンタクトレンズの需要を見込み、販売に至った。田中仁ジンズ社長は、「ジンズが掲げるビジョン”マグニファイ・ライフ(人々の人生を拡大し、豊かにする)”を実現するための一つの施策だ。コンタクトレンズ事業には高いニーズがあり、大きな可能性を感じているが、現段階で数値的目標は立てていない」と話す。