ビジネス

豊島がO2Oアプリのスタイラーに出資、CVCで2社目

 繊維商社の豊島は、O2Oアプリ「フェイシー(FACY)」を展開するスタートアップ企業のスタイラーに出資する。出資額は未公表。「フェイシー」は、店舗の販売員と最終消費者がSNSのような感覚で服や商品に関する質問を気軽にやりとりできたり、独自メディアを通じて商品を紹介したりすることで、これまで店頭に留まっていた膨大な接客データをオンライン化し、データ化している。豊島半七・豊島社長は「これからのODMビジネスには、最終消費者のデータが必要だと感じていた。ITを活用することで、本当に必要なものを作って売る、という新しいファッションビジネスに可能性を感じている」と語る。

 出資は、豊島が数十億円規模で運営するコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)の一環。すでにタンス在庫の着回しを提案するアプリ「クローゼット(XZ)」を運営するスタンディングオベーション」への出資を明らかにしており、スタイラーへの出資はCVCとしては2番目になる。豊島社長は「ファッションビジネスはこの1年で大きく変わりつつあることを実感している。CVCを活用し、新たな発想を持つスタートアップと連携することで、時代の変化に対応する」。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。