12月2日付の通信社ロイター(Reuters)発表によると、イタリアの財務警察が「グッチ(GUCCI)」のミラノとフィレンツェのオフィスに財務状況の捜査に入った。
本件に直接関わる管理職の匿名情報によると、「グッチ」がイタリアにおける売り上げにかかる税金を、税制優遇される他国で支払っていたことの内容についてミラノの捜査官が疑いを持ったことから同捜査が行われたという。
「グッチ」は「捜査機関に全面的に協力しており、合理性と透明性があると自信を持って言える」とコメントしている。
「グッチ」はケリング(KERING)傘下の最大ブランドで、2017年7~9月期決算では売上高を前年同期比49.4%増の15億5380万ユーロ(約1740億円)と報告している。