「クリスチャン ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN)」は、12月15日に公開される映画「スター・ウォーズ(STAR WARS)」シリーズの最新作「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」に登場する女性キャラクターたちをイメージした4足のシューズを製作した。10日に開催される同映画のロサンゼルスプレミアでお披露目となる。
シューズのインスピレーション源となったのは、レイ(Ray)、アミリン・ホルドー(Amilyn Holdo)、キャプテン・ファズマ(Captain Phasma)、ローズ・ティコ(Rose Tico)の4人だ。
デイジー・リドリー(Daisy Ridley)が演じるレイをイメージしたシューズは、彼女が着用しているハーネスを彷彿とさせるレザーのアンクルストラップに、PVCを取り入れてジェダイのパワーを表現。また、ライトセーバーをイメージし、ブルーのストラスをヒールに施した。
グェンドリン・クリスティー(Gwendoline Christie)演じるキャプテン・ファズマをイメージしたシューズは、シルバーのスペッキオレザーを使用し、ファズマの鎧と、厳格で権威あるキャラクターを表現した。「キャプテン・ファズマのシューズに関しては、ヘルメットを外した時の彼女からもインスピレーションを受けた」とクリスチャン・ルブタン(Christian Louboutin)は語る。
ケリー・マリー・トラン(Kelly Marie Tran)演じるエンジニアのローズ・ティコをイメージしたシューズは、柔らかな素材を使用し、彼女の「とても繊細だが、非常にテクニカル」な面を表現した。
ローラ・ダーン(Laura Dern)演じるアミリン・ホルドーのシューズは、彼女が着用しているバーガンディーのケープから着想源を得た。
ルブタンは「『スター・ウォーズ』とその諸権利を持つディズニー(DISNEY)はキャラクターを作るのがとても上手だ。私もシューズをデザインするとき、同じようにキャラクターを考える。だから今回『スター・ウォーズ』のキャラクターに沿ってデザインすることは得意分野だった。キャラクターだけでなく、そのキャラクターを演じる女優にもインスピレーションを受けた」と語る。
4足のシューズの共通点は、全て宇宙船“TIEファイター”をイメージして特注したジュエリーを使用していることだ。「『スター・ウォーズ』チームがデザインした宇宙船が大好きなんだ。どのシューズも全く違うデザインだが、どれも私が解釈したフェミニンな“TIEファイター”を反映させて、一貫性を持たせている。それぞれのシューズに糸を通してつなげるようにね」とルブタン。
ロサンゼルスプレミアでお披露目された後は、ルブタンと4人の女優のそれぞれのサインを入れられ、オークションサイトのチャリティーバズ(charitybuzz)で、7〜20日に出品される。売り上げの一部は、「スター・ウォーズ:フォース・フォー・チェンジ」キャンペーンの一環としてスターライト チルドレンズ ファンデーション(STARLIGHT CHILDREN'S FOUNDATION)に寄付される。また、プレミアで展示されたシューズもオークションに出品予定だ。
ちなみに、ルブタンは「フランスではハロウィンがない」ため、「スター・ウォーズ」の仮装はしたことがないと言いつつも「もちろん、ダースベイダーのヘルメットは持っている」とのことだ。また、プレミアに何を着ていくかという質問には「ケープが付いている何かかな。一目で見て分かるようにね」とコメントした。プレミアでは、ダースベイダーの仮装をしたルブタンを見られるかもしれない。